急に倒れて病院に搬送!緊急手術が必要になったらどうしたらいいのでしょうか?

緊急手術 費用負担はどれくらいかかるのか?|もしも身内が急に倒れたら…

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高齢者は若い人より注意が必要

年齢が上がるほど、病気にかかるリスクが高くなります。体の奥深くでじわりじわりと進行させていき、次第に強く現れてくる異変…つまりは病気を知らせるサインに早めに気が付く事ができれば、治療次第で改善していくことができます。が、そうでない場合…急に命に関るような大きな症状が出てしまったらどうでしょうか?そうした場合、搬送した病院先で緊急手術が必要となる事もあります。

 

通常、手術をする場合には、それなりの準備と日程調節をしてからおこなわれることとなります。ところが、緊急手術のように一刻を争うような場合には、そうした手順をふまずにおこなわれるものとなり、患者さんはもちろんご家族、そして医師や看護婦にも多大な負担がかかるものとなります。費用の面でも相当なものとなりますので、覚悟しておかなくてはいけません。

 

こうした緊急手術を受ける羽目になってしまう人というのは、これまで定期的な健康診断を受けていなかったり、調子が悪いのをわかっていたのにも関らず後回しにしていたり、不健康な生活を送っている人に多いものとなっています。若い人が突然倒れる事もありますが、高齢者においてよく見られるものとなっています。高齢者の方は、受診をためらって診断が遅れることが珍しくなく、そのため病気が重症化して緊急手術が必要になってしまうことが多いのです。年齢的にも体が弱くなっているので、それもあり若い人に比べて緊急手術が必要となってしまいがちとなるのです。

 

お年寄りが特に気をつけたいのが、感染症にかかっているのに感染度を示す指標となる血液中の白血球の増加が認められなかったり、特徴的な症状がはっきりしにくい腹膜炎、穿孔が開きやすい虫垂炎や胃潰瘍、腸閉塞(イレウス)などです。これらの病状で緊急手術になる事がみられます。

 

 

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一般的な外科における緊急手術

では、高齢者に限らず、一般的に緊急手術がおこなわれることがある病状とは、一体どんなものがあるでしょうか?一般的な緊急疾患としては、消化管出血と急性腹症があります。消化管出血では、ほとんどの場合で保存的治療や内視鏡による治療がおこなわれます。でも、内科的治療による止血が難しい状態だと、血を止めるためにおなかを開けなくてはいけないことからも緊急手術となります。そして、急な腹痛で倒れる急性腹症には、腸閉塞(イレウス)、消化管穿孔、ヘルニア嵌頓、急性虫垂炎、急性胆のう炎、上腸間膜動脈閉塞症などがあります。

 

○イレウス(腸閉塞)
腸管や腸間膜が締め付けられることで腸管壁の血流に障害をおこしますので、緊急手術で腸管を保護します。高齢者の場合では大腸ガンが関係していたり、S状結腸軸捻転、大腿ヘルニアや閉鎖孔ヘルニアの嵌頓がよくみられます。

 

○消化管穿孔、腹膜炎
特に高齢者になると消炎鎮痛薬やステロイド薬などを内服している人が多くなりますので、その副作用で胃・十二指腸潰瘍が起こってしまうことも…。
○虫垂炎
虫垂炎の症状が軽く見えても汎発性腹膜炎に進行しやすいので、手術をするかどうかを早めに決めなくてはいけません。

 

○胆のう炎
進行が早いので、早い段階での胆嚢摘出術が必要。

 

○上腸間膜動脈閉塞症
腸管におこった虚血に対して血行を再建する事が必要なので、緊急手術が必要。

 

 

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脳神経外科における緊急手術

事故などで頭部を著しく損傷してしまった…といった状態では、急速に意識障害が進んでしまいます。こうした急性頭蓋内血腫では、救命を目的とした緊急開頭術が必要となります。

 

これは、年齢を問わずにおこなわれるものですが、高齢者のほうがリスクが高いといえるでしょう。場合によっては、脳挫傷や急性硬膜下血腫を伴ってしまうこともあるので、手術対象が限られてしまうのです。しかも、術後に合併症が起こる確率も高いので、若い人よりも予後が大変ことも…。

 

他にも、小脳出血や被殻出血、皮質下出血が重症である場合は、救命を目的に緊急手術がおこなわれる事となります。脳出血が重症であればあるほど、また年齢が高いほど予後も大変です。


手術について知っておく

手術時間は、小さいものなら30分〜1時間、大きな手術となると10時間以上かかります。最近では内蔵移植の手術も増えているので、24時間以上に及ぶ大手術も…。

 

通常の手術であれば、まずは主治医の説明から入ります。図やレントゲンなどを使って丁寧に説明してくれる場合もありますが、手術においては内容が専門的すぎて、一般の人には理解するのは難しいものとなっています。少し考える時間をもらう人もいますが、緊急手術ではそんなことを言ってられません。やるか、やらないか…とその場ですぐに選択を迫られるのです。

 

そして、手術するには同意書へのサインが必要となります。この同意書は、「手術について十分な説明を受けましたので、手術を受けることを同意します」といったもの。さらに、執刀医が注意をもって施術したなかでいかなる事態が発生しても、一切異議を申し立てない…という内容も加わっています。

 

いつ、どんなどきに、緊急手術といった必要性に見舞われるかはわかりません。でも、手術について知っておくと、いざという時に少しは臨機応変に対応できるようになるのではないでしょうか。


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