手術後、集中治療室に入った場合、どれくらいの費用がかかるのでしょうか?

緊急手術 費用負担はどれくらいかかるのか?|もしも身内が急に倒れたら…

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4つに分類される集中治療室(ICU)

手術の結果次第では、一般病棟ではなく集中治療室(ICU)に移され、そのまま何日か安静していなければいけないこともあります。集中治療室(ICU)に入るということは、まだ状態が油断できない状態であるということでもありますから、各種モニターや看護婦さんによる厳重な管理がされることとになります。面会もいくらか制限されることとなるでしょう。

 

この集中治療室(ICU)にかかる費用は、診療報酬点数表の「特定集中治療室管理料」という項目になり、おおよそ一般病棟でかかる費用の10倍近い金額となります。しかも、特定集中治療室管理料というのは基本診療料になるので、必ず支払わなければいけないもの。かなり痛い金額となるのです。

 

ちなみに、具体的にどれくらいの金額がかかるのかというと、以下のような金額。

 

例)特定集中治療室管理料「1」に該当する病院
7日まで…1日につき136,500円
8日以上14日以内…1日につき121,260円

 

ただ、健康保険が適用されるので自己負担金額は3割となりますし、高額療養費制度も利用できるので、最終的にはそこまで大きな金額にはなりません。また、上記の例では特定集中治療室管理料「1」を用いていましたが、これは「4」まであります。その違いは施設の基準であり、届出ている基準に適合した施設によって違ってくるのです。

 

○特定集中治療室管理料「2」に該当する病院
7日まで…1日につき136,500円
8日以上14日以内…1日につき121,260円
*広範囲熱傷特定集中治療管理料
7日まで…1日につき136,500円
8日以上60日以内…1日につき12,319円

 

○特定集中治療室管理料「3」に該当する病院
7日まで…1日につき9,361円
8日以上14日以内…1日につき7,837円

 

○特定集中治療室管理料「4」に該当する病院
7日まで…1日につき9,361円
8日以上14日以内…1日につき7,837円
*広範囲熱傷特定集中治療管理料
7日まで…1日につき9,361円
8日以上60日以内…1日につき8,030円

 

実際にどんな病院が当てはまるのかというと、特定集中治療室管理料「1」に該当する病院では、東京医科大学病院や日本大学付属板橋病院、昭和大学病院などがあります。


集中治療室(ICU)が利用される状態の患者さん

集中治療室(ICU)には、誰もが入れるわけではありません。患者さんの病状によってであり、医師が特定集中治療室管理が必要であると認めた者しか入ることはできないのです。では、どんな状態の患者さんが集中治療室(ICU)を利用するのでしょうか。それは、下記のような状態の方となります。

 

・意識障害もしくは昏睡状態である
・急性呼吸不全もしくは慢性呼吸不全の急性増悪
・心筋梗塞を含む急性心不全
・急性薬物中毒
・ショック状態
・肝不全や腎不全、重症糖尿病などの重篤とみられる代謝障害にあるとき
・広範囲における熱傷
・大きな手術をした後
・救急蘇生がおこなわれた後
・外傷や破傷風などで重篤な状態にあるとき

 

上記の状態で集中治療室(ICU)が利用されるものとなるのです。いずれも、一般病棟では難しい状態といえます。


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